千葉県いすみ環境と文化のさとセンター



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  全体見取り図  


  湿性生態園までの道程の紹介です。  
写真をクリックすると、拡大して表示されます。

センターの畑を抜けると、農業用水の供給のため使われている万木堰があります。
ここでは、季節によってさまざまな動物が観察できます。
特に水鳥(カモ類、カワセミなど)や、夏にはトンボの観察ができます。
 
 
万木堰からの風を受けて、休憩できる東屋があります。
春には桜が咲いて、とてもきれいです。 
 
左手に万木堰を見ながら道を進みます。
ここは少し高台になっているので、堰を見下ろす景色になります。
堰を正面に向いて、左側奥の様子がよく見ることができます。
 
道を進むと、杉の並木道があります。
右手側斜面には、ヤマユリやシダ、シモツケ、アキカラマツソウ、リンドウ、フユイチゴなど季節によって、様々な植物が観察できます。
 
杉の並木道は強い日差しを遮って、ひんやりと感じられます。
夏のハイキングは、ここがほっと休憩できる場所です。 
 
途中水鳥を観察できる場所(ハイド)があります。
ここからは水鳥だけではなく、夏には倒木の上で甲羅干しをしているカメ達の様子も観察できます。
 
湿性生態園の入り口です。
湿性生態園は木道から観察できます。
堰の最上流はヤナギ林になっています。
ヤナギは主にマルバヤナギで、他にタチヤナギ、ジャヤナギなどです。
ヤナギの並木の中に木道があります。
ヤナギ林では珍しい風景に出会えます。
本来樹木の多くは、根が水に浸かると枯れてしまいます。
ところが、ここでは枯れることなくヤナギ林が成立しています。
根元が複雑に変形をして、まるでマングローブの林のように見えると言われるスポットです。
ヤナギ林を抜けると、また違う風景が広がります。
ハンノキ、ジャヤナギ、クワなどが単木で生えています。タコノアシ、シロネ、サクラタデ、ミゾソバ、アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ(ヌマトラノオとオカトラノオの雑種)など湿性の植物が観察できます。水路沿いには、マコモが生えています。草を刈り残している場所は、生長すると2mを超えるオギが生えています。
また、カナヘビやニホンアカガエル、ウシガエルなどの生き物が観察でき、水がたまるところには、早春にはトウキョウサンショウウオも産卵しに山から下りてきます。


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