●概要 「第2回いすみ環境と文化のさと写真コンテスト」には、208点の応募をいただきました。ありがとうございます。作品の内容も、里山や里海の暮らしと自然風景、祭りや農作業、植物・動物・昆虫などを撮った自然の生態など多岐にわたり、どの作品も地域の環境や生活に根ざした素晴らしいものでした。 |
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≪選評≫ 日本写真作家協会会員 美しい房総を写す会会長 山口 秀輝 |
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全部門 最優秀賞 題名:春のいすみ鉄道 氏名:君塚 義美 |
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題名は「春のいすみ鉄道」となっていますが、鉄道車両を手で隠してみてください。 画面の美しさはあまり変わらないと思います。 そうです、ここには既に夷隅の春の美しさが凝縮されています。 完成された美しさの中の絶妙の位置に車両が記録され、瞬間性を感じさせくれているのです。 |
部門共通 センター賞 | |||
題名:中根六社の祭り 「親の日だ」T 氏名:池嶋 清 |
沢山の人が中央の人に目を向けた瞬間、会場の高まりが記録されています。 1m位の大きさにプリントしたら、この作品の良さが引き立ってきます。 B0版(B1の倍の大きさ)駅張りポスターにしたい写真です。 |
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題名:旅人 氏名:波多野 保 |
上の月を望遠で撮影して、ラクダ像の近くに合成する写真をコンテストや印刷物で何度か見ています。 これは夜明け前の上空に浮かぶ三日月、明星とラクダ像を合成ではなく撮影しています。 なかなかこのように美しく撮れるものではありません。 そのままポスターにしたい作品です。 |
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題名:ハロウィンの夜 氏名:畠山 和雄 |
月光、濃紺の空色、テントの様子、人の様子、カボチャの置かれた樹木の様子など、これらの露出がそろう時間はおそらく1分とないでしょう。 夕景写真の達人ではないかと思う作品です。 |
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題名:岬の朝一番 氏名:伊藤 達夫 |
洞窟の中からうまく日の出と釣り人を撮影しています。 残念なのは朝日の勢いがないことと人の動き(むしろ釣り竿の動き)がないことが、作品を弱くしてしまいました。 |